災害対応時 命をつなぐエネルギーLPガス
平時・災害時にもLPガス
「国土強靭化基本計画(平成30年12月)や「エネルギー基本計画(平成26年4月)」において、LPガスは大規模災害時においても必要なエネルギーであり、災害時の「最後の砦」と高く評価され、公共施設等への備蓄やガス空調設備(GHP)、LPガス自家発電備蓄等の導入を促進するとされています。
LPガスの常用がカギ
LPガスを常用・常設することで、災害後のライフラインを確保することにつながります。災害バルク等BCP対応のLPガス設備を備えてインフラづくりをしていると、いざ災害に見舞われたとき、「電気」、「冷暖房」、「給湯・調理機器」の使用が可能になり事業継続の力になります。
LPガスで防災対策とBCP(事業継続計画)強化を!
日本で頻発する地震や豪雨被害などの自然災害に備えて、防災・減災の意識はかなり浸透してきて いますが、さらに、もう一つ現実的で踏み込んだ視点で注目されてきたのがBCP計画です。BCPとは、 事業継続計画(Business Continuity Plan)のことで、防災計画が災害被害を未然に防ぐプランなのに 対し、BCPは災害などで実際に被害が生じた後、どう事業を継続していくか、予め緊急時における事 業継続の方法や手段などを取り決めておく計画のことです。ともに災害が頻発する日本で、これから のリスク管理に欠かせない大切な取組ですが、とくに災害が起きた緊急時にも倒産や事業の縮小を 余儀なくされないためには、平常時からBCPを準備しておくことが重要となります。
災害バルク等のLPガス設備で災害時に備えたインフラづくりを!
「災害対応型LPガスバルク供給システム」とは、LPガスのバルク貯槽と、供給設備(ガスメーター、ガスホース、圧力調整器など)・消費設備(煮炊き釜、コンロ、暖房機器、発電機など)をセットにしたもの。地震や津波など大規模災害により電気や都市ガス等のライフラインが寸断された状況においても、LPガスによるエネルギー供給を安全かつ迅速に行うことを目的として開発されたシステムです。
バルク貯槽ユニットには、緊急時にすぐに使用できるようにマイコンメーターやガス栓ユニットが標準装備されており、ワンタッチカップリングを使えばコンロや暖房機器などを簡単に接続することができます。また、バルク貯槽のサイズには300kg、500kg、1,000kgの3タイプがあり、平常時においても通常のバルク貯槽として、LPガス供給設備に接続して利用することができます。
災害時に役立つLPガス機器
災害対応バルクに、災害時に必要なコンロや炊飯器、発電機などのガス機器を接続してすぐに使用することができます。
燃焼・給湯・発電照明など、災害時に必要な機器も市販されています。
コンロ
災害用煮炊き釜
大型炊飯器(圧電点火方式)
ガスストーブ(連続点火式)
発電機
発電機